エピソード

「城石垣」の伝統を守る!

職人のとは、その育成とは 「伝統を守る!」と職人はよく口に出し、「伝統を受け継ぐ」と語る職人も沢山います。私はそう言う職人に出会うと、私は「貌」を見てしまう癖がついている。言葉以上に「真実」を語るものとして風貌を確認する癖がついて...
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「復元すること」「再現すること」⁉

 (石垣修復の課題) 長野市で城跡整備事業を担当していた時、市役所の知り合いから有名な社寺の参道の石畳の修理に意見を求められたことがあった。社寺側から「地元の石屋に何回か修理させたが出来上がったものに、納得いかない」とのことでの相談...
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時代を探す!

 随分以前の話だが、久々に見た日本映画で感動したことがあった。「周平好き」の自分として、作者の作品が映画化された時代劇でのことです。日本映画では珍しい緊張感のある画面作りに感動したのです。映画に素人の私が感心したのは、画面に映る備品からセ...
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初めての「石垣復元」のこと

 「誓約書にサインを頂けますか」  ある大手ゼネコンの本社の役員室で執行取締役から私に向けて投げかけられた言葉だった。私が設計監督する城跡整備工事で、急斜面に従来の構法での石垣復元を譲らない私に対する、その工事を受注した施工会社(ゼ...
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私の「始まり!」(職人!コンサル?)

私が城跡の保存や整備活用事業に拘わるようになったのは、ある地方都市に所在する城郭祉の「整備基本計画書の策定」を担当したことから始まっている。   その城跡はまるで運動公園の中に本丸を囲う石垣の一部のみが残っている程度の国指定史跡だっ...
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「玉掛け」の技術  

 積石石工の技量と仕事の精度 ある石垣修復工事現場で大きな自然石を積む職人の作業を県の土木職の技術者達が真剣にみていたことがある。彼らが感心をもって石工の作業を見ていたものは、正確でスピード感をもって一度も間違えもしない積石職人の「...
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「石割」の伝説に挑む

「矢穴」の謎に挑む! 城石垣の初期の積石の一辺に四角い小さな穴の痕跡があるのを知っているだろうか。石を割り込むときにつけた「矢穴」である。 積石の一辺に3寸~4寸幅(約12㎝内外)で深さが三寸ほどの四角く掘りこんだ...
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「二又(にまた)」

(昔の石垣築造技術に迫る!)  私達には理解しているつもりでも、分らないことは沢山ある 石垣築造に関する技術の中で、石垣築造時の使用機材ついて長い間思い悩んでいたことがある。現在の「持ち上げ設置する」機材、クレーンの...
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 城石垣を学ぶ⁉(Ⅱ)(エピソード)

 余談ですが、ある有名な大手ゼネコンで、同じ興味を持った人がいて、その会社のスパーコンピュターを使って城石垣の構造解析を試みたことがあります。  スパコンであっても条件設定は人間がしなければなりません。普通に城石垣、それも高石垣(約...
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「城石垣」を学ぶ⁉(エピソード)

 堅い話は一時休止して、城石垣の現状について私なりの解説を行いと思っています。分かっているようで解明されてないことが多い城石垣ですが私が行きついたいくつかの疑問について「エピソード」として掲載したいと思っています。  城跡の石垣等歴...
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