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高石垣に挑む (1) 

先日、ニュース報道で、七年前の大地震で崩落した熊本城の有名な櫓石垣の復元工事の様子が映し出されていました。 私にとって石垣工事の際、最も難題であった「高石垣の復元」をこの掲載に忘れていたことを気が付いた。求められる忠実で安全等多くの...
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「会計検査」とその人間模様

長く地方自治体の仕事をやっていると、特異な出来事に出くわすことがある。一般には知られていない面白いエピソードを。長い話になります。 ある意味、これほど社会に貢献をする人達が居ることが、一般社会や国民にほとんど評価されないのは何な...
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地方自治体と「先生達⁈」

 2011年に起きた東北大震災とそれに続く福島原発事故は、地方自治体の役割とは何かを考える機会になったはずである。「主語」が全く居なくなった地域区域で、行政とする役所は何を目指すべきか、その職員は、何を自らの役割とすべきかを考える機会にな...
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地方活性化と文化財

印象的な光景に出会ったことがある。 バブルが崩壊して間もない90年代中期のことです。めったに電車も来ない山陰の人通りの少ない駅前の小さな喫茶店に、四、五人のご老人が場違いに思えるような熱い会話をしているのです。「地域活性化」へ向けて...
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史跡整備とは何か(Ⅲ)印象深い人達

 往時の遺構はもとより、縄張りの景観さえ失った城跡の再生には、多くの困難な道のりを超えなければならなかった。国等の指定文化財であれば、事前の調整と発掘調査等準備行為、国担当との数多くの協議が必要になる。なにより、従来の保守的な「保護」を優...
エピソード

「企画コンペ」⁉

城跡の整備等事業とはなにか(Ⅱ) 霞が関の文化庁の控室で、足が震えている若い地方自治体の職員がいる。自前の地域文化財活用の事業説明(プレゼン)をする役人で「ダメだったら地元に帰れない!」と泣きそうな職員もいる。ここに集まった人...
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史跡等歴史文化財の整備等事業とは何か (1)

私が史跡指定文化財(記念物)の保存修理等事業にかかわったころ、80年代の初めのころであるが「観光」や「活用」という言葉を文化行政の担当者はもちろん、保存等修理の計画やその目的に使うのを大変嫌う傾向があった。それらの言葉を事業の目的に、...
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私の経歴 

 東京都内のある地域に、石造りの住居群があることを知っていますか。東京都(教育委員会)が何ら報告書も出していないので知らない人が多いと思いますが、石遣いの住宅が普及した地域があります。  それは、伊豆七島の新島です。明治以後の一時期...
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 お詫びと今後の予定について

 長い間、音信不通になり、失礼しました。 約二か月前に、胃腸を壊し、そして恒例の「夏バテ」が重なり、モノを考える力も文章を書くことさえも、全くできなくなりました。言い訳になりますが、この機会に長い休みを取ることにしました。漸く、...
エピソード

城石垣の修復を困難にすること(Ⅱ)

   ある城跡の石垣修復工事現場で、行政が組織した「専門委員会」の委員から、何度も施行した石積の指導、指摘が入ったことがあります。出来上がった石垣の積石の表面的な傾きやその位置などを、細かく執拗とも思える指摘が入ったのです。「積み直...
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